ママになっても。
フランスに長期滞在していた時に友達になり、今も仲良くしてくれているフランス人女性、アナイスがいる。
アナイスは私より年齢が2つ上。
オタクとかではないけど、日本食と日本文化に興味津々で、それもあって仲良くしてくれている。
私が知り合った当初は、現在のパートナーとただの恋人同士だったけど、今は11月で2歳になる女の子と、今6ヶ月くらいの男の子のママ。
元々看護師だったこともあってか、しっかりしているし、人の世話をするのが好きなタイプ。
それでいてチャーミング。
旅行中、ブルターニュから南下する時に、ナントを経由するということで、彼女の出身地ナントで落ち合い、その日はナントから車で1時間半くらいの彼女の家に泊まらせてもらった。
最後に会ってから一年半近くぶりの再会。
まだ乳児の下の子は一緒だったけど、上の子はナント近郊の実家に預けてナントまで出て来てくれた。
お互いの近況など、色々なことを話した。
彼女はフランス人らしいところも勿論あるけど、日本人の私と通ずる価値観が結構ある。
ところで。
ママになると、当たり前だけど生活が色々変わって、話題も変わったりする。
私は今の所は母親になるという経験がないのでよく分からないけど、自分のこどもと言うのはさぞかし可愛いんだろうと思う。
ただし、こちらとしては、こどもの話ばかりを聞くのはちょっと退屈になる時もある。
アラサーあるある、だよね?
アナイスと話している時に、ふとそれを思い出したので、彼女にそれを伝えた。
私「アナイスはママになっても、こどもの話はあんまりしないねぇ。」
アナイス「だって今はmipiと居て、私は自分のこどもの話より、目の前のmipiと話したいし、話を聞きたい。」
そう言ってくれることに純粋な感動を覚えると同時に、"ママになってもあくまでも個人なんだなぁ"と思った。
その日の夜は、アナイスの家で、彼女のパートナー、更に2人が仲良くしている友達カップルも呼んで、自家製ウッドテラスでバーベキュー。
もちろん子どもは寝かせてから。
大人達の時間。
日付も変わる頃まで。
ママになっても、パパになっても、あくまで各々は個人であることを忘れないんだなぁと感じた1日でした。
色々な価値観、文化がありますね。
安全安心はお金で買うもの、フランスでは?
イギリスのLCC航空会社モナークが経営破綻、全てのフライトキャンセル、国外に出ている11万人の帰国フライトが無くなると言うニュース。
利用したこともなく、知らなかったのですが。
デジャヴ感。
あ、てるみくらぶ…
言葉がある程度出来る国でならまだしも、出来ない国で帰りのフライトがなくなったら、焦りますね。
一昨年の年末年始にパリからベルリンに行くときに使用した航空会社、エアベルリンもいつの間にか破綻してたのね、、(今年8月)
LCCを否定は全然しないし、言いたいことのメインはLCCについてではなく。
旅行に関わるもので、標準価格より安い選択というものには、標準価格より安い訳があるということも理解、そして覚悟した上で利用するものだとは思います。
私の今回の1ヶ月の一人旅は贅沢出来る旅ではありませんでしたし、いかんせん只今無職ですからね、安い方がいいに決まっています。
今回の1ヶ月のフランス一人旅は、前にもお伝えしたように、ホテルではなくAirbnbの利用でした。
最低価格のところは選びませんでしたが、ある程度の安心感が得られそうなところを1番大事にして、そして予算に釣り合ったところを選びました。
幸いトラブルはほぼ無かったのですが、それもただ運が良かっただけかもしれません。
高いお金を出しても何かトラブルに巻き込まれる可能性はある。
ただ、旅行での安全安心面に関して言えば、お金で買える部分は大きいと思います。
例えばフランスの場合、シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内へ向かうのに、早くて安いのはRERという郊外線のB線。
しかし、ガイドブックにも大抵注意がかいてありますが、B線の北方面は治安が悪い地域を通ることもあってか、旅行者の金銭や貴重品を狙った犯罪率が高いのです。
元彼と付き合っていた時は、空港まで送り迎えしてくれていたので、一緒にB線を利用していましたが、重たくて大きなスーツケースを持って一人の時、あるいは仮に日本人の誰かと一緒では絶対利用しません。(日本人はどうしても狙われやすい、そして私は残念なことに小柄)
B線(10.3€)より高くても、エールフランスバス(18€)を使います。
楽だということもあるのですが、1番安全度が高いから。
初めてのパリで、B線で何事もなく行き帰りできる人も沢山いると思うけど、被害にあっている旅行者が沢山いるのも事実。
別に被害がなかったとしても、日本人がイメージするいわゆる”肌が白いフランス人”はあまり乗っていなく、アフリカ系やアラブ系の人たちが沢山乗っている電車で安心して乗っていられるかという意味でも、慣れていない旅行者が使うのにはオススメしない。
彼らがみんな悪い人なのでは絶対ない。
ただ、精神的に落ち着いていられるのか?って言うこと。
差別とかではなく、慣れているか、いないか。
とは言え、何を選ぶかは各々の判断。
ちなみに公認タクシーを利用する場合、バイクで乗り付けて窓を割って貴重品を強奪するケースも、日本人旅行者に被害が結構出ているので要注意。
あとは宿泊先も金額によって快適さはもちろんですが、安全安心度は変わりますよね。
当たり前ですが、一流ホテルは治安もちゃんとしているところ、スタッフもしっかりしていることが多いでしょうね。
だから高い。そりゃ土地代やら設備代、人件費がかかるよね。
パリ市内はどこも宿泊代が高くつきますが、エリアによって価格が変わります。
高いところは比較的治安が落ち着いているところ、逆に安いところは、落ち着いているとは言えないエリアです。
地方もそれは同じです。
そんなの言われなくても分かるって話だと思うのですが、安い高いには訳があるんですよね。
安い方を選ぶことを否定するつもりもないんです。
ただ、それを選ぶなら、それ相応のものである覚悟、起こりうるリスクも踏まえた上で利用すべきなのかな、と考えています。
そして何より、安全に、楽しく、フランスを旅行して、フランスの魅力を知る日本人旅行者が増えたらいいなぁと、いちフランス好きとして思うのです。
女性一人旅のフランスにおける安全面については、また別の機会に書きたいです。
ストラスブール大聖堂と街中散策
帰国前日は、朝から夕方まではストラスブールの中心部を散策しました。
午前中は霧がかっている。
クレベール広場。
やっぱりドイツ色が強い街並み。
大きすぎて写真に収まらない。
赤黒い石の色が特徴的。
側面。
外観がすごいけど、中も素晴らしい。
大聖堂を出て、お昼を食べたら、太陽が出てきてスッキリ青空に。
塔が左側しかないのも、ストラスブールのノートルダム大聖堂の特徴です。
ストラスブールは思っていたより都会でしたが、雰囲気の良い道もいくつかありました。
ストラスブールはフランスで7番目の都市です。
街の中を歩いていると、ドイツ語(あるいはドイツ語に近いアルザス語?)が沢山聞こえてきました。
ドイツ寄りの文化は私はあまり惹かれないことは改めて実感しましたが、住みやすそうな街です。
ノエル(クリスマス)の季節にまた訪れると印象が変わるかな?
そんなわけで、ついに東の1番の大きな都市ストラスブールも訪れ、フランスの10大都市全てを訪れました。