Jour 30-3 南仏らしい町とマティスの礼拝堂
サン・ポール・ド・ヴァンスの後は、バス400番の終点地、ヴァンス。
事前にサン・ポール・ド・ヴァンスにてネットで調べていたところ、マティスのロザリオ礼拝堂がある町。
前に地球の歩き方で、なんとなく見た記憶。
ここだったのね。
あと、町の聖堂にはシャガールのモザイク画まである!
とにかく中心地らしき方面へ向かって歩く。
バス停から少し歩くと、この町も昔の城壁の残りがあり、中に入ると旧市街。
噴水が南仏らしさを更に強調するよね。
石が見える造りの古い建物と、カラフルに塗られた比較的新しい(といっても100年以上は間違いなく経っている。。)建物が混在している感じ。
聖堂を見つけ、中に入るとお目当てのものに出会えました。
シャガールのモザイク画を見るのは初めてだけど、やはり彼らしいデザインと色合い。
眺めながら、しばしの時を過ごす。
その後も旧市街散策。
ここは村という言うより、小さな町と言った感じなのですが、ここは私の中でイメージする、南仏の小さな町にピッタリ一致する雰囲気だと感じました。
適度な広場があり、適度な静けさに、地元民達がのんびりカフェにいたり、立ち話していたり。
ここで聞こえるのは先ほどのサン・ポール・ヴァンスみたく英語ではなく、南仏訛りのフランス語でした。
たまにイタリア語も聞こえましたが…
なんで、サン・ポール・ド・ヴァンスはあんなに英語話者の観光客が沢山なんだろう…?と改めて思うのでした。
旧市街を後にし、そこからは少し離れたマティスのロザリオ礼拝堂へ。
チャペル・マティスという案内が所々で出ているので分かりやすいですが、旧市街からは結構離れていきます。
礼拝堂の中のステンドグラスが、ハッとするような綺麗なブルー、グリーン、イエロー。
非常に素敵な空間なのですが、残念ながら礼拝堂内は撮影禁止。
礼拝堂以外に、マティスのデッサンなどの展示もあります。
礼拝堂の模型を。
マティスはあまり好きではなかったのですが、この礼拝堂は本当に美しい空間で、しばし時を忘れるほどでした。
この美しいステンドグラスは目に、そして今は脳に焼き付いたので、このステンドグラスをひとり眺めたことは一生忘れない、と感じました。
町の中も思った以上に良かったし、大満足。
1番始めに訪れた、カーニュの中世時代の町並みもそうですが、この町も穴場。
なんで多くの観光客はサン・ポール・ド・ヴァンスしか行かないのだろう…
素顔の南仏の町もおすすめです。