アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

旅を終えて。

 

32日間の傷心旅行でもある、フランス一人旅が幕を閉じた。

 

旅を計画している時は、1人で1ヶ月も旅をすることに耐えられるのか不安もあった。
やってみると案外平気で、いつの間にかひとり移動する毎日が当たり前になっている。
ひとりで旅するにあたって、面倒くさいことが全くないわけではなかったけど、それ以上にワクワクさせてくれる景色に沢山出会えたから。
色んな人と話す機会もあったし。

 

旅行記の中でも何回か主張しているけど、フランスという国は、同じ国内でも、地方によって出会える景色も文化も全然違う。
自然景色も、歴史物も、簡単には全て見切れないほど溢れている。
旅が終わっても、未だに私を魅了し続ける。
フランスを知れば知るほど、ますます好きになる。
(勿論日本と比べて面倒くさいことや不便なことも結構ある。)

 

傷心旅行としては、やっぱり旅行して良かった。
旅行そのものだけでなく、時間が経過したことで徐々に辛さが減ったのかもしれない。
人生は常に、1つの時に、1つの選択しか出来ないから、旅行せずに日本で過ごしていたらどうだったのかは知りようがない。
それでも、旅行をして環境を変えることは、必然的に気分を変えることにもなるんだと思う。
元彼のことを完全に忘れることもないだろうけど、未練を持って思い続けて辛い、なんてこともないと思う。

 

一人旅をすることで、自分で全部考えて準備して、行動する。
そして色んな景色を見ること、自分だけで感じること。
それらの1つ1つの瞬間が、私だけのもので、私の中にあり続ける。
それが嬉しい。
こういうのは、誰かとの旅行の思い出とは感じ方がやっぱり違う気がする。

 

優雅な旅行というわけではないし、どちらかと言えば質素な旅行。
とはいえ、1カ月の旅行で掛かった費用は、多くの人がたった1日で稼げるお金ではない。
(1ヶ月ならそういう人も沢山いるだろう。)
今は定職に就いているわけでもなくて、思い切って使うことに躊躇いがなかったわけではない。


それでも。彼氏がいるわけでも、結婚しているわけでも、こどもがいるわけでもない、今の完全に自由な状況というのは、この先もう得られないかもしれない。
そういう時だからこそ、思い切ってみました。

 

旅行している中で運命の出会いがあったわけでもないし(あったら小説でも書きたいくらい)、自分の人生が大きく変わるきっかけになるわけでもないし(未来は知らないけど)、私はどこにいても私だし。
ただ、どこに居ても私は私として自由な気分でいられるんだなって、新しい気持ちが心の中に芽生えたのは事実。
この気持ちをもって、これからの人生も楽しみたいな。

 

旅は終わりましたが、この後ももう少しフランスにいます。
9月からは、まだ行ったことないところ、スイス国境にも近い、フランシュ・コンテ地方で3週間滞在します。
3週間なにやるの?って話ですが、いわゆるファームステイというものに初挑戦。
移動ばかりの毎日から、同じところでコツコツ働かせてもらう毎日。
また新鮮な日々と景色、新たな人々に出会えますように。

タイトルはそのままにしておくか迷いますが、ファームステイでの日記も書きたいなぁ!