アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

ヤドカリ人生

 

 

私はブログタイトルの通りアラサー、約30年の人生を歩んできたわけですが、その中で13回引っ越しを経験しています。

(その内2回は実家に戻るという形ですが。)

 

一つの場所で引っ越すまでに生活した長さは、最大6年、最小2ヶ月(一度フランスで間借り先がハズレだった。)。

平均すると2年ちょいに1度は引っ越しをしてきたわけです。

こうやって考えると結構なペース。笑

 

というのも、父親が全国区で転勤がある仕事をしていた、つまり転勤族の家庭で育ちました。

たまたまタイミングが良く、進学のタイミングと重なったりして、転校こそは1度のみでしたが、幼馴染の友達とか、地元ってものがないんですよね、さみしいことに。

 

とはいえ、それがさみしいなぁと思いながら転勤族生活を送っていたわけでもありませんでした。

子どもの頃は自分の意思とは関係なく両親とともに引っ越す、そういう家庭で生きていたので、私にとっては”いつかここを引っ越す”という感覚は普通のものに、自然になっていったように思います。

今でこそ両親は家を持っていますし、私もそこで中高の6年間を過ごしたけど、この感覚は今も私の中にあります。

 

その経験しかなければ、それを普通に感じることって当たり前ですよね。

話が少しそれますが、まだ大学一年生の時、友達とお茶をしながら「もうすぐクリスマスだけど、彼氏いないってさみしいよねぇ〜」と私が呟いたのに対し、「そうかぁ。私いままで彼氏できたことないから、そもそもさみしいって感覚がないやぁ。」っていう女子校出身だった友達の返事に、目から鱗が落ちたことがありました。

 

話を戻して。

 

高校を卒業してからは、進学のために親元を離れたり、あるいは転職、そしてフランス留学中の都市の移動などです。

引っ越しが目的だったわけでは勿論なくて、その時の状況の必要に応じて。

 

これだけ何回か引っ越しをしてきたので、例えばどこかで生活をし始めて2、3年ぐらい経つと”引っ越したいなぁ〜”って漠然と思ったりするところもあります。

それに、どこかに定住するのってイメージが湧かないんです。少なくても今の所は。

引っ越しを終える度に、『あー。こんな面倒なことは、もうしたくない!!』とも毎回思っているのですけどね笑

 

 

それから、子どもの頃に引っ越しを何回か経験したおかげで、新しいところに移り住むことに対しては、不安よりワクワク感の方がいつも大きい。

別れるさみしさもありましたが、新しい土地で、新しい人やモノにまた出会えるのを知っていたから。

海外旅行の時に、不安よりも知らない国へ行くワクワクでいっぱいになるのも、ここから来ているのかも。

本当に心打ち解けられるぐらい慣れるまで時間はかかるけど、初対面の人と話すことに全く抵抗がないのも、引っ越し経験のおかげかもしれません。

 

 

そして今回、また新たな地での生活です。

幸か不幸か、私のヤドカリ人生。

いつかどこかに定住する日が来るのかなぁ。