アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

発音記号は便利

 

フランス語の発音は難しいというイメージが一般的。

まぁ確かに日本語より母音も子音も多い。

(でも、イントネーションやアクセントも含めて、英語よりフランス語の方が日本人には発音しやすいと思う。)

 

言語なんていうのは、結局はコミュニケーションツールであり、相手に伝わればいいのだから、ネイティヴと同じように発音出来ることを100%目指さなくても良いんだと思う。

発音の完璧さを求めるくらいなら、多少発音が悪くてもどんどん喋る方が、よっぽどコミュニケーション力はあがると思う。

 

とはいえ、出来るだけ正確な音で発音出来ることは、コミュニケーションを取る相手に伝えることへの近道だし、相手への配慮の一つでもあると私は思う。

 

 

フランスに留学し始めた頃、当時の私の発音だと、外国人に慣れていない、ごく普通のフランス人には伝わらないことも、しばしばあった。

悪気があるわけではない事は承知でも、『このアジア人は一体何を言っているのだろうか?』という声が聞こえてきそうな程のしかめ面をされることは多かったし、分かっていてもその顔を見てこちらは更に怯む。

 

そんなこともあって、発音にはかなり力を入れて練習してきたかいがあってか、今は発音に関して褒められることも多い。

しかめ面されることなく聞いてもらえるだけで、ストレス軽減!

多分、聞いている相手もよっぽどストレス軽減なことだろう。

 

何を隠そう、フランス語の発音だけを学ぶコースを受講したぐらいだし、ちょくちょく自分の発音を録音しては聞いている(大真面目に!)。

 

 

そのフランス語の発音だけを学ぶコースで、一番役に立ったと実感しているのは、発音記号。

あの、辞書の単語の横などに載っている、その単語の綴りに近いような、よく見るとアルファベットじゃない記号も混ざっているアレです。

 

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私の母親世代は、中学校の英語の授業で発音記号を学んだらしい?

少なくとも、初期ゆとり世代アラサーである私は学校で習わなかった。

 

 

この発音記号と言うのは、国際発音音声記号=International Phonetic Alphabet (IPA)が世界では一般的だけど、英語においては日本ではJones式が使われていることが多いらしい。

Jones式はIPAを少し易しくしたものらしくて、大きな相違があるわけではないらしい。

 

IPAに関しては、これは国際的な記号であり、言語を問わず共通なのです。

国際音声記号 - Wikipedia

どんな言語であっても、この発音記号を知っている限り、どんな発音になるのかが分かるということ。

ある言語に特有の発音に関しては、それに対応する発音記号まで全部知っている必要があるけど。

 

 

フランス語の綴りと発音って、英語のそれに比べると結構規則的で、覚えてしまえば分かりやすい。

とはいえ厄介なことに、語尾の子音は発音しないという原則があるにも関わらず、イレギュラーもある。

そういう単語かつ、知らない単語に出会うと、ふと発音を考えることになる。

そんな時でも、発音記号を知っていれば、辞書を見れば直ぐに分かるという明快さ!

 

 

たとえある一つの単語を目で見て覚えたとしても、発音の仕方が分からなければ実践のコミュニケーションでは使えない。

発音記号って便利じゃないですか?

 

 

そして、フランス語の発音に関わる発音記号は全部把握しているわけだけど、これのおかげで英語を勉強している時も共通発音は分かる。

後は、英語にあってフランス語にない発音記号を幾つか覚えればいいだけ。

やっぱり発音記号は便利!

 

 

こんなに便利なのに、あまり重視されていないのは勿体無いなぁと思う、いち言語学習者です。