アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

香りと記憶のつながり。 お気に入りのフランス香水メゾン

 

 

私は感覚がやや過敏なところがあると自覚している。

その中でも匂いに関しては、とりわけ敏感かもしれない。

自分にとって心地良い香りだけではなく、不快な香りにも敏感だけども。

 

 

中学生くらいから、香水というものに大変惹かれた。

高校生のうちから、お小遣いを捻出していくつかの香水を買っていた。

高校生の時に付き合っていた先輩がつけていた、ブルガリのプールオムがたまらなく好きで、誕生日にもらって自分でつけていた。

今でも街でその香りとすれ違うと、その時の記憶が蘇って、懐かしい気持ちになる。

 

 

そうそう、香りというのは記憶とすごく密接な関係があると思う。

ある香りを嗅ぐと、ある記憶が蘇るというのは私だけでは絶対にないと思う。

汚い話だけど、パリに訪れてメトロに乗る時、ホームであの臭いアンモニア臭を嗅ぐと『あ、パリにいるんだな。』と実感する。笑

お線香の匂いを感じると、今は亡きおじいちゃんおばあちゃんの家を思い出すし、塩素の匂いを感じると、小学生の時のプールの時間を思い出す。

(ちなみに塩素の匂いはかなり好きで、漂白剤を使うと漂うあの香りが好きだったりもする。)

 

 

大学生になって、アルバイトで得たお金を使って海外旅行に出る様になると、旅の最後は空港の免税店で香水を一つ買う様にしていた。

その香りを纏うと、その旅行を思い出せるから。

 

 

そして、自分の好きな香りを纏うことは、自分への癒しでもあるし、気分スイッチみたいなところもある。

 

フランスに長期滞在する前に、友達からプレゼントで頂いたA.P.Cのルームフレグランス

その“イチジクの葉の香り”を大層気に入ってしまった。

ルームフレグランスではなく、自分が纏える香水でもイチジクの葉の香りはないのか?

そうして見つけたのが、フランスの香水メゾン、ラルチザンパフュームのプルミエ フィグエ(正確にはフィグエじゃなくてフィギエの発音だと思うけど!)だった。

 

www.artisanparfumeur.jp

 

フランスにたどり着いて、まず行ったことの一つはこの香水を買うこと。

自分へのこれからのモチベーションアップも兼ねて。

大好きな香りになった。

最近は同じラルチザンの別の香水を愛用する様になり、この香りはあまり纏わなくなってしまった。

たまにこの香りを使うと、フランスで最初に住んでいた街、あの頃フランス語に苦労していたことを思い出す。

ちょっと苦笑いもしてしまうけど、フレッシュな気持ちも蘇る。

 

 

こうして出会ったフランスの香水メゾン、ラルチザンパフューム。

今はボトルデザインのリニューアルをしてしまったけども、ラルチザンの以前のボトルデザインがたまらなく好み。

全種類を使ってみたわけではないけど、ラルチザンの香水は他には見つからない様な調香ばかり。

今はどちらも日本では限定発売しかされていない香水を愛用中。

 

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左:ミラビリス。お香と化学香料Ambroxにホワイトムスク。自然 対 化学というコンセプト!ウッディオリエンタル。とにかく落ち着く。。

中:ノワールエクスキィ。メイプルシロップ、コーヒー、マロングラッセ!美味しくて奥深い香り。

右:プルミエ フィグエ 

 

 

少し値が張るので、一気に沢山買えないけど、ラルチザンの好きな香りをコレクションすること、それも夢の一つです。

 

そして、生まれ変わったら調香師になりたい。

人生幾つからでも、とは言うけど、大の化学嫌いだった私が今から目指すには流石に限界を感じるので。。 笑

 

今日も明日も、北アフリカでも、大好きな香りに包まれていようと思います。