アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

ステレオタイプ化してはいけないbyマダム

 

 

昨日はディジョンから、またもや以前のホームステイ先に。

電車の不備で出発が遅れ、乗り換え時間6分の電車には当然間に合わなく、次の電車まで乗り換え駅で2時間の待ち時間。。

今回は指定席電車ではないので、返金はなしです。。

 

 

以前のホームステイ先のマダムとムッシュには、本当に良くしてもらっている。

今回のファームステイでのことも相談していたのだけど、発つなら家に来ていいよと快く受け入れてくれる。

ホームステイをしていた時はもちろん規定のステイ料を払っていたのだけど、発ったあとはいつでもタダ飯状態で受け入れてくれる…ありがたい。

ただ、流石に今回は申し訳ない気持ちがしたので、せめてもの食事代は払うつもりで来た。

 

私「受け入れてくれてありがとう。これ、充分じゃないかもしれないけど、せめてもの食事代。」

 

マダム「そんなのは求めてないよ。私たちが自らすると言ったことは、やりたいからやってるだけ。

まぁあなたがその方が気持ちが良いのなら、この貯金箱に入れて置いて。

これはジュリー(一番可愛がっているお孫さん)の為の貯金箱で、彼女が必要な時に私に求めてくる時用なのよ!」

 

私「ありがとう、じゃあジュリーの為にもここに入れておくね!」

 

こうして50ユーロ札を小さく小さく折りたたんで、コインが入る大きさの口に押し込んだ。

 

 

マダムは70歳にはなるけど、とてもパワフルでしっかりしている人。

細かいところにも気がいく人。

ムッシュは冗談を言うのが大好き。フランス人らしいエスプリを持った人。

最初は1ヶ月だけのホームステイのつもりだったけど、一人で部屋を探すのも当時の語学力では厳しかったし、それを諭してくれた上で、延長を受け入れてくれた。

そして半年間お世話になった。

 

彼らはお金稼ぎの為にホームステイを行なっているわけではない。

かれこれ20年以上ホームステイの受け入れをしているので、色んな国籍の生徒を受け入れて来た。

それもあって、多文化への理解がある。

 

そんな彼らに今回のファームステイで実感した、「欧米人は自分の非を認めない人も多い文化があるのはなんで?」と尋ねてみた。

そしたら、

 

マダム「みんながそう言うわけじゃない。ちゃんと自分の非を認めることが出来る人もいるし、自分の意見を押し通す人ばかりじゃない。

ステレオタイプ化してはいけない!」

 

一蹴されたのでした。

 

 

ちなみに、旅行後に来たときに、失恋話をしていた時も。

マ「まぁ彼はあなたが一緒になるべき人じゃなかっただけよ〜。

それに、かっこよくないしね。」

 

同じく一蹴されました。

それに、カッコよくないしねって。笑

確かに別にカッコよくは全然ないと私も思ってはいたけど、最後の一言に思わず笑えたのでした。

 

 

私の大好きなマダムです。