アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

はじめてのパリ

 

初めてのフランス、そして初めてのパリは、今から7年前のことでした。

 

実は、その当時からフランスが好きなわけでも、フランス語を勉強していたわけでもありませんでした。

むしろ、イギリスに憧れていた。笑

ロンドンでホームステイを3週間した後、ユーロスターでパリまで足を伸ばしてみたのです。

そのあとにアムステルダムも行きたかったし、予算の関係で、たったの2泊3日。

 

パリという街に憧れはほとんどなかったと記憶しているのですが、当時から印象派とか現代画は好きだったので、パリのオルセーやオランジュリーなどの美術館に訪れてみたくて。

 

 

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オランジュリー美術館。定番中の定番ですが、モネ大好き。

 

そんな初めてのパリにも関わらず、ユーロスターで北駅に着いた後は、大きなスーツケースを持って、メトロに乗ってホテルまで。

 

スーツケースを転がしながら、メトロのチケットを買うべく、券売機へ並ぶ。

3〜4人ぐらい並んでいたんですが。

そこへ、ロマ系かアラブ系(記憶曖昧…)の少年たち3人くらいに話しかけられる。

『向こうに安く買える券売機があるから、案内してあげるよ!』

私『え、そうなの?じゃあ…』と素直に列から外れてしまったのですが。

ふと、我に帰り。

『なんで私だけにそんなこと言うんだ、みんな並んでいるのに。あ、騙されるかも。』

それで、ノーセンキュー!と言い通して列に並び直したことろ、何をされるわけでも盗られるわけでもなく、少年たちは去って行きました。

真相はわからないけど、今思い返しても、とっさに判断できてよかったと冷や汗です。苦笑

 

 

パリのメトロはほとんどエスカレーターすらないから、大変だった。

そんなことも当時は知らなかった。無謀。

ホテルはレピュブリックからほど近いところ。

名前は失念していたけど、Booking.comで地図から検索して発見。

 

“パリ フランス ホテル”って、そのまんまの名前。笑

www.booking.com

 

二つ星なのでパリ市内でも結構お手ごろな割に、一人旅でシンプルに泊まるのには十分でした。

フロントのおじさんが優しかった。

 パリに何回か来ていて慣れている人で、手ごろな価格のホテルを探す人にはオススメです。

レピュブリック駅に近いから便利だし、治安も悪いわけではないと思います。

夜中に道路沿いで大きな叫び声とともに窓ガラスが割れる音が聞こえたのには、少しびっくりでしたが…

 

 

さて、初めてのパリ。当時20代前半。

当時の私はペタンコの靴を履く習慣がない人間だったので、パリの街も7センチくらいのヒールがあるブーツで歩き回りました。

スニーカー愛用の今じゃ考えられない…

寒い時期だったので、コートは着ていましたが、膝よりは上の丈のワンピースに、ポンチョ型のコート。

今思い返すと、あんな格好でよく歩いたものです。

やっぱり無謀。苦笑

それでも幸いなことに、スリに遭うこともなくパリ観光が出来たのは、運のおかげなのだと思っています…

 

 

そんなこんなの初めてのパリ滞在。

美術館に大変満足はしたものの、フランス語は全く知らないし、パリのオスマン様式の建物が並ぶ街並みにも、そんなに感動はないと言うか、「なんか重厚な雰囲気だねぇ〜見飽きそう…」ぐらいの感想でした。笑

パリに対してガッカリもしなかったけど。

ロンドンがパリより若い人向けだと言うことはもちろんないと思うのだけど、“パリの雰囲気って成熟している”のは今でも思います。

その当時の私では、パリの魅力を理解できなかったのでしょうね。

 

当時の私が、フランス大好きな今の私を知ったら、何て言うのかな。

逆に今の私で、またロンドンも訪れてみたいなぁ。

 

 

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かの有名なギャラリーラファイエットの天井。