アラサー1ヶ月傷心旅行、フランスにて。

失恋をきっかけに、大好きなフランスを1ヶ月ひとり旅。春からは北アフリカ生活。

出発を打ち明ける

前回からの続き。

 

petite-mipi.hatenablog.com

 


出て行くことをムッシュに伝えようと思いきや、夜は元パートナーさんがこちらに来ていた。

それでも話さないことには終わらないので、2人で話せないか声をかける。


私「まず、いつも色々なことを経験させてくれて、ありがとう。
だけど、明日ここを発ちたいです。」

 

ム「それは良かった、僕も君が発つことを望むよ。
君は僕のやり方を支持出来ないし、いままでの日本人の子たちとはこうじゃなかった。
ここは幸せを感じる場所で、彼女らは幸せだった。
君はここに幸せをもたらさないから。」

 

と笑顔で答えてくれました。

 

怒りを通り越して、悩んでいたのが一気にバカらしくなりました。
私にも至らない点があったことは反省しますが、こう言われて本当にどーでも良くなった。笑
むしろ、ムッシュの方が私よりも先に、それを望んでいたのかもなぁ、と。
まぁそれは憶測です。


残念と言えば残念ですが、それでも貴重な経験。
本当の田舎生活を垣間見ることが出来たし、色んな思考、色んな生き方の人がいることもよく分かった。

あと、一般的によく言われる欧米人の文化も痛感しました。
自分の主張を曲げることはないのだと。
これについては別にまた書きたい。


この1日の流れも、これまでの流れも、あくまで私の主観に過ぎない。
相互理解について、にも記したけど、人と人の間で起こることはお互い様なんだろう。
どっちがより良いとか、より悪いとかじゃない。

 

petite-mipi.hatenablog.com


私の理想としては、それでも一方的にならないよう、お互いコミュニケーションとりつつ、反省しつつ、相手と上手くいくように気遣えあえればいいかなぁと思う。
ただ、それも私個人のひとつの価値観にしか過ぎないし、今回のムッシュの考えもひとつの価値感にしか過ぎない。
それぞれ自分の都合が良い解釈をする。

 

私なりに楽しむように試みたけど、相性が合わなかっただけ。
やってみての結果なので、今は悔いはありません。
まぁもっと大人な心で受け流すことが出来たら、と言う恥ずかしさが無いわけではないけど。。

 

色々ありましたが、フランシュ・コンテは景色も空気も綺麗なので、またドライブしに来たい。

 

今日のお昼頃に駅まできちんと送ってもらえ、今はディジョンにいます。

遅めのお昼(久々にお肉をしっかり食べた…!)の後、雨が本降りなので、ホテルで暖をとっています。

 ディジョンの後は、幸い、受け入れてくれる人もいるので、帰国まであと1週間ほどのフランス滞在を楽しみたいです。

 

 

 

 

限界点

 

昨日のお昼の出来事。

 

午前中やっていたことを切り上げ。

時刻は12時50分。

私「もうご飯が仕上がるから、13時に食べれるよ。」

 

ムッシュ「完璧、すぐ後で。」

 

で、その後いつものごとくムッシュが降りてくるのを待つこと30分。

だいたい待つのはいつものことだから、特に気にはしてなかったけど、流石に30分経ったので声を掛ける。

 

ムッシュは降りて来て一言。

「もう食べたかと思った!」

 

え?待ってたけど…しかも13時に食べるって確認したよ…

この時点で私は結構イラっとする。

いつも揃ってご飯を食べていたので。

 

曰く、友達からの着信があったから、折り返しの電話をしたらしい。

それが長引いた、と。

 

私はイライラする気持ちを抑えながら黙々とご飯をいただく。

そしたら更にムッシュの一言。

 

「なんかつまらなそうだね。全然喋らないね。」

 

この言葉に私は余計イラっとしてしまった。

ちなみにいつも食事中にお互い無言で食べることもよくあるし、以前の葛藤を経た後、どちらかと言えば沈黙の後、私から話題を切り出すことも多かった。

詳しく書くと愚痴になりそうなので省くけど、昨日の昼食時にも、彼のマイペースぶりに疲れを感じていた。

 

私「つまらないというより、あなたのリズムを理解するのは難しいです。

あなたの頭の中ではわたしは先に1人で食べたことに勝手になっていたかもしれないけど、その頭の中まで私が考えなきゃいけないのは無理です。」

 

ム「友達から連絡があって、友達が自分を必要としていると思ったから、切ることが出来なかった」

 

私「それは理解するけど、保留して、私に一言伝えるのも難しかったんですかね」

 

(確かに人間はロボットじゃないから、その時その時色々あるかもしれないけど。人間はロボットじゃないけど、動物でもない、理性がある。。)

 

しばし沈黙

 

ム「昼ご飯が少し遅くなることは大したことじゃないじゃん!」

 

私「いや、その…」

 

沈黙

 

ム「誰かと何かを共有するのは良いことだよね。」

 

私の中で限界点に達した。

 

私「あの、私もそうしたいところだけど、あなたのこのリズムでどうやって共有できるんですか…」

 

ム「自分のリズムについて、今まで誰にもマイペースなんて言われたことないけどね〜。」

 

午後は彼の元パートナーのところにお茶をしに行くことになっていたけど、私は自分の気持ちを抑えることが必要だったので、パスした。

 

自分の部屋の中で怒りを抑えるけど。

最終的にたどり着いた結論。

(私なりにやってみたけど、もう無理だ。)

 

 

あくまで完全に私目線での会話の記憶だし、向こうがマイペースなように、私だってマイペースなのは分かる。

向こうには私を配慮することは無いのかって怒りは、こっちのペースを考えろっていう、こちらも一方的な気持ちにしか過ぎない。

あと6日のことなんだから、と割り切ればいいのかもしれない。

 

それでも私の中では限界だった。

 

以前のこともあったし、自分自身の葛藤もあった。

悪い人ではないことも分かっている。

上手く出来ないか自分なりに試みた。

試してみた上で、どうにも反りが合わないのだということ。

ただの知り合いの距離なら気にならないかもしれないけど、家族でも恋人同士でもない人と生活をシェアする上で、そこまで私は付き合いきれない。

そもそも、お互いの望むウーフのあり方が違いすぎる。

ムッシュが1人であったことは更新してないプロフィールからは読めないし、かといって私も本当の田舎を舐めていたのだとも思う。

この環境では、あまりにも気分転換しようがなかった。

 

どっちが悪いとかじゃない、たぶん。

 

とはいえ、3週間やり遂げたかったし、受け流せない自分のキャパが悔しかった。

情けない気持ちにもなった。

 

とりあえず、出て行くと決めたことを打ち明けるしか無い。

 

続きます。

 

 

 

 

お肉

 

食べたい…!!!

 

 

ムッシュは完全にベジタリアンなわけではないけど、肉食はほとんどしない。

基本的に食事はシンプルで質素。

そもそもフランシュ・コンテは土地柄、精肉より、比較的長期保存が出来るサラミやソーセージと言ったところである。

田舎だと村の中にスーパーも、ましてや精肉屋すらないしね。

 

 

私はかなり好き嫌いの多い人間だけど、普段ガッツリ肉食人間というわけではないし、近年お肉より魚も好きになってきたので、今の食生活でも案外いけるなぁと感じてはいる。

それに、ベジタリアンについてググってみると、お肉や魚は消化の負担が大きいって書いてあって、なるほどたしかに消化負担感が少ないのは感じている。

 

ただ、そういった食事は未だ2週間しか経ってないし、身体のリズムで、どうしてもガッツリお肉を食べたくなる日がある。。

 

それに、失恋と1ヶ月の旅行し体重が少し減ってしまった上に、今の生活で更に減りそうでちょっとこわい。

 

ステイが終わった後に一度パリを経由してストラスブールに行くので、パリのお気に入りレストランで鴨肉をガッツリ食べる予定。

それを楽しみにして、あと6日乗り越えます…